物流業界の現状について・・・
さてここ最近の物流業界の現状ですが・・・
■モノは減るが重要度は増す。
実のところ国内の物の動きは90年代のピーク時を境に減少傾向が続いています。
国内の工場がアジアを中心に次々と海外へ移転した事が大きな要因となっていることはみなさんの想像にも難しくは無いはず。
しかし、それに伴って物流が軽視されてきているのかと言えば、それは全くの逆。
ITが飛躍的に進歩したことで色々な可能性が広がったように、リアルな物流の世界でもその潜在力に熱い視線が寄せられています。
これまで店舗をはじめ、テレビやラジオCM、新聞広告やカタログなどでの売り方が主流でしたが、ITの高度化に伴いパソコンやスマートフォンなどを使ったインターネット通販が急速に拡大しました。
これにより多くの種類の中から商品を運びたい、より早くその商品がほしいといった消費者ニーズに応えるために、物流の仕組みはこれまで以上に複雑にかつ高度化していくのでしょう。
このように企業が販売戦略を強化する上で、物流は企業にとって重要な経営戦略(他社と競争に勝つためのポイント)として位置づけられ物流が重要な経営戦略であるからこそ、またそれを実現させるために企業活動にまつわる物流を一括して物流専門会社へ任せる、いわゆる”サードパーティロジスティクス(以下3PL)”という物流のかたちが注目され、その市場は拡大を続けていくのでしょう。
その波に乗れるか?乗れないか?が今後の企業の存続にかかわってくるのかもしれません。
物流業界・・・難しい世界です。日々精進していくのみ!