営業コラム 「社長が動くと会社は儲からない!?」
ふと最近、営業部全体を見ていて、何か昔もこんな雰囲気の違和感を感じたことがありました。
実のところ、ビジネスというのは問題解決の連続なんですね。
セールスやマーケティングなどの営業活動にしても、発送や顧客サポート、経理といった営業の支援的な活動にしても、
日々、発生する問題を解決することでビジネスは成長していくわけです。
ところがです。
ここで、私が今まで成長著しい企業に務めてきた経験として、ほとんどの社長は自ら働いてこれらの問題を解決しようとします。
会社の中で一番優秀な人材は、ほかならぬ社長ですから、社長自らが問題解決に当たるのは一見、合理的に思えます。
しかし、
よーーーーく考えてみてください!
ビジネスというのは、日々変化しているので
問題というのは一つ解決しても
また次から次へと発生してしまうものです。
1つの問題を解決しているうちに
ほかで2つの問題があたらしく発生していた。
なんてことも良くある話ですよね?(笑)
ですから、
社長が問題を解決するのは
効率的に見えるようで
実は非効率なのです。
そして、それこそが
「社長」が抱える最大の問題とも言えます。
それこそが今営業部でおこっている「社長の生産力を上げるシステム」を作っていくテーマが今後、必要になってくるのかもしれませんね。
私も以前の会社である日ビジネスでの問題を解決しているばかりの社長でした。
この「社長は問題の火消しをやってはいけない」ということに気がつきました。
発生した問題を潰していく。
後手後手の仕事をしていては
社長はいつまでも労働の呪縛から逃れられません。(涙)
ですので、
発生した問題を解決するのでは無く、
問題そのものが起きないような、
起きたとしても
自然に解決されるようなシステムに会社を
変える必要性があったのです。
少し言い方を変えると会社を
社長がいなくても
お金を生み出すシステムに
作り替えると言うことです。
では、いったいどうすれば
このように社長が大変なことにならないようにシステム化できるのでしょうか?
その1つが
「業務マニュアル」です。
マニュアルを作れば
誰もが一定の質を保った
仕事ができます。
1つ例をあげるとしたら「マクドナルド」
私たちの職種とは違いますが例としての話として
初めて働く人でも皆が同じクオリティでハンバーガーが作れます。
しかし、ここで言いたいのは
ただのマニュアルではありません。
あなたの貴重な時間を使って、
かつ最大の効果がでるようなもの、
それは、
「マニュアルを作るためのマニュアル」を作る事です。
私が一つ一つマニュアルを作るのも骨が折れますし、
いくらマニュアルを作ってシステム化すると言っても
ずっと私が作っているのでは本末転倒です。
そこで、
それを見れば誰でもマニュアルを作れるような
マニュアルを作るのです。
そうすれば能力が高く、
価値の高いあなたの時間をレバレッジをかけて有効に使えます!
それが、社長の生産力を上げるシステム思考に変えることにより
会社全体が労働時間を減らして収入を増やす儲かる仕組みの作り方なのかもしれません!