営業コラム「お金が目的でなかったら、私は何がしたいのか?」
さて、今回のテーマですが、だれでも一度は考えたことのあること・・・
それを今一度しっかり、じっくりみなおしてみるきっかけとなるのではないか?
と思います。
今回の連休中、サファリパークに家族で行って乗り物を乗る前に待っている際に私の後ろに並んでいた大学生のグループと思われる男女らが話していた内容が聞こえてきた・・・
「お金が目的でなかったら、自分は何がしたいのか?」
理由は皆同じで「お金がなければ生活できない」みな、似たような意見でした。
もちろん正しい答えですよね(笑)
私も同じ考えでした。
そのとき、私の恩師が教えてくれた事がありました。
それは・・・
あなたが望んでいることはあるか?
あなたがたまらなくしたいことはなにか?
どんな状況を望んでいるのか?
例えば・・・その恩師は良く学生の進路相談乗ることが多いそうで、
学生は「そろそろ卒業なのですが何をしたら良いのかわからないのです。」と質問してくるそうです。
そこで恩師はいつも「もしお金が目的でなかったらキミは何をしたいのか?」
すると面白いことに、今の教育をうけた人たちは「画家になりたい、作家になりたい・・・
でもそれではお金が稼げない」と誰もが口をそろえて言ってくるそうです。(笑)
また、ある学生は「馬に乗ったりしてアウトドアな生活をしたい」と言うそうです。
恩師は「君は乗馬学校で教えたいのか?」「何をしたいのか?もっとよく考えなさい」と聞き返すそうです。
ついに何がしたいのかを掘り下げていってそれがわかったら恩師は学生に向かって「それをしたらいい。そしてお金のことは忘れるんだ」と言っていた。
なぜなら、もしあなたが「お金を得ることが最も大事なことだ」と言っているとしたら、
あなたは完全に人生を無駄に過ごしていることになるそうで、
生き延びるためにしたくないことをしてお金を稼ぐということをしていれば
それをやり続ける人生になるそうで、それは実に馬鹿げたことだ!といってました。
そんな惨めな状態で長生きするよりも短い人生でも好きなことをやって過ごしていたほうがまだマシだ!
結局の所、なんでもいい本当に本当にやりたいことをして人生を生きていたら
きっといつの間にかそのことの達人になているだろう。と恩師は言った。
それをやり続けるのが達人の在り方だ。
そうしたら、そんなあなたにお金を払う人も出てくることだろう。
だから何も心配することはない。
だれか必ず興味を持つ人がでてくる。
あなたのやっていることに興味を示してくれる。
しかし、自分がしたくないことをして人生を過ごすなんて実に馬鹿げたことだ!
自分のしたくないことを人生に費やし
それを子供たちにまで同じような道を辿るように教え受け継がせているのだ。
だから自分のやっていることを良く見直すことだ。
もし子供を育てているのならば、自分と同じような道を歩むよう教育をしていないかどうか?
人は、自分を正当化しようとするために充実した人生を送ろうとしていながら
同じようなやりかたで子供たちを育てているのだ。
まさに吐き気がするのにいつまでたっても吐き出せない状態で生きているのだそう。
だから、この質問にじっくり取り組むことがとても大切なことになってくるのだそうです。
長くなりましたが、この恩師の話とは私が大学時代に野球をしていたころの監督の話で
同期がプロ野球の世界に行くのか?行かないのか?
お金が目的でプロ野球選手になりたいのか?
やりたいことがあってプロの世界に行きたいのか?
自分がどうしたいのか?分からなくなったときに一緒に聞いた話をお伝えしました。
「私は何を望んでいるのか?」
「なんで仕事をしているのか?」
「なんでこの職についたのか?」
「なんでこの会社を選んだのか?」
時間のあるとき、一回立ち止まって考えてみても良いかもしれません。
そうしたら今、自分は何をするべきなのか?
見えてくるかもしれませんよ!