第十五回健康セミナーの開催について
福岡本社 管理部の石川です。
12月21日(火)福岡本社2F会議室にて
第15回健康セミナーを対面ではなく、WEBで実施しました。
今回「こわいぞ、大動脈疾患も」と題して 、
産業医の志賀先生にご講義いただきました。
前回に引き続き、事故につながる心臓疾患・大血管疾患、
健康起因事故発生のメカニズムやその予防などについて再度ご説明頂きました。
また、大動脈瘤、大動脈解離などについてお教えいただきました。
大動脈瘤とは、大動脈の血管壁の一部が正常な径の1.5~2倍以上に拡張し、コブ状に膨れ上がった状態で、
大動脈瘤ができる主な原因は動脈硬化(高血圧症や高脂血症などにより動脈が固く、もろくなった状態)だそうです。
大動脈解離とは、大動脈の血管壁が裂け、血液の通り道が本来のものとは別にもうひとつできた状態で、
大動脈解離の原因としては、動脈硬化、高血圧、高脂血症、糖尿病、睡眠時無呼吸症候群、喫煙、ストレス、マルファン
症候群などの先天的な(生まれつきの)遺伝性疾患、などが考えられるそうです。
これらを予防するには、生活習慣を正すことが必要になります。
ポイントとしては、喫煙者の方は、なるべく禁煙を心掛けること(喫煙は発がん作用があるだけでなく、全身の血管を収縮させ、
大動脈、心血管疾患の発症リスクを高めるそうです)、塩分を控え、一日の塩分摂取量を6g以下にすること、
野菜や果物には血糖値の低下を助けるカリウムが含まれているので、積極的に食べるようにすること、
過度の飲酒は控えること、などがあります。少しずつでもこれらのことを意識して生活していけると良いですね!