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雪道の走行について
今年に入り1月上旬に大雪の日がありましたね。
平日の日でしたが、皆さん無事出勤はできましたでしょうか。
今回、改めて雪道の走行について、注意するべきことを挙げてみました。
① 雪道の基本的な運転方法
1.急なハンドル・アクセル操作をしない
雪道は乾いている路面や雨で濡れている路面よりも、タイヤのグリップが極端に落ちるため、急ハンドルはNGです。
また、ムリな追い抜きも急加速を伴うのでNGです。
2.エンジンブレーキを上手に使う
最近のクルマはABS(アンチロックブレーキシステム)が標準搭載されているため、雪道でブレーキをかけてもロックはしにくいですが、フット
ブレーキは多用せず、早めにエンジンブレーキを上手に使い、減速するようにしましょう。
3.事前にブレーキ体験する(まわりに人やクルマがいない場合)
走っている路面がどれくらいすべりやすいのかを確かめる方法として、極低速でブレーキを少し強めに踏み、ABSを動作させるというものがあ
ります。これにより、雪道でのクルマの挙動がわかり安心です。
② すべりやすい場所と注意点
1.交差点、日陰、橋の上、トンネル出口はアイスバーンだと思って進入する
・交通量が多く信号のある交差点付近は、クルマが発進と停車を繰り返すため、雪が踏み固められて圧雪になっていたり、エンジンの熱で雪が解けて、それが凍結していたりする場合があります。
・日陰と日向では雪の状態が異なります。日陰では雪や氷が解けずに残っていて、日向では雪や氷は比較的早く解けるため、濡れた路面になっている場合があります。
・橋の上は、風で吹きさらし状態になって全方位から熱が奪われるため、アイスバーンになっていることがあります。
・トンネルの出入り口では、解け出した雪が凍結していることがあります。トンネル内は雪がないため、ついついスピードが出やすくなりがちですので、出口に近づいたらスピードを落としましょう。
2.坂道はいつでも停止できる速度で走行する
普段走っている坂道も雪が降ると全く違う「道」になります。ちょっとした勾配でもサマータイヤでは走行不能になってしまいます。下り坂
の場合は十分に速度を落とし、いつでも止まれる速度でエンジンブレーキを使いながら下りましょう。
3.カーブは十分に減速してから進入する
カーブでは日陰と日向が連続するところもあり、カーブに入る前は乾いた路面でも出たところはアイスバーンなど、路面状況が極端に違うことが考えられます。またカーブを曲がった先に渋滞や障害物があるかもしれません。カーブに入る前には十分に減速して、カーブに入ったらブレーキ操作はしなくても良いように心がけましょう。
③ トラブル
1.レスキューは直ぐに来られない(福岡は雪に慣れていない人が多い為、トラブルも多い)
積雪地帯以外で雪が降った場合、ロードサービス到着まで時間がかかることがあります。ガス欠、飲み物対策は事前に考慮しておきましょう。
2.雪で視界を奪われる
クルマのフード、ルーフに雪が積もっている場合は、そのまま発進してはいけません。
走行中にフードの雪がフロントウィンドウに被ってしまう、ブレーキをかけたときにルーフに積もった雪がフロントウィンドウに落ちてくるなど、視界が奪われることがあるからです。
3.クルマの凍結
クルマは、ウィンドウ、ワイパー、ウォッシャー液、ドアモール、鍵穴、パーキングブレーキ、軽油など多くの部品が凍結します。
ワイパーは立てて置き、ガラスにお湯は絶対かけないこと
ウィンドウウォッシャー液は、凍結対策として濃度を高くしておくと良いでしょう。軽油は温度が下がると凍結します。そうなるとエンジンが始動できません。そのため寒冷地の軽油は凍結しにくくなっていますが、東京などでは入手が困難なため、ディーゼルエンジンのクルマは気をつけてください。
4.スタッドレスタイヤは劣化する
古いスタッドレスタイヤを使っている人は注意してください。スタッドレスタイヤは一般的に3~5シーズンは使えますが、ゴムの劣化による硬化、タイヤのトレッド摩耗により、雪道や凍結路で性能を発揮できないため、タイヤの状態やタイヤの溝の使用限界を事前にチェックしておきましょう。